迫りくる脅威② 「スリップス」

こんにちは、中村農園の中村です。

本日は、前回に引き続き、この時期にやってくるやつについてお話します。

その名も、スリップス(別名:アザミウマ)です。

全長2㎜程度で、パッと見て肉眼では認識しずらく、

らっきょうの根本(砂地との境目)にいるうえに、ぴょんぴょん跳ねて移動します。

1匹の雌が約200個ほど卵を産み、約2週間で産卵まで進んでしまうので、

油断すると、1か月で、1匹→200匹(半分雌とすると)→20000匹!!

あな恐ろしや。

加えて、更に厄介なのが、移動した先にウイルスを伝染させることなんです。

あな恐ろしや。

※ウイルスに感染したら最後、らっきょうに治療薬はございません※

繁殖がとっても早いので、初期の防除が大事なんですね。

この時期の農家はスリップスの脅威といつも戦っております。